「sLAB.oneとbrotherhoodの差」

SP BindingsのsLABベースを使用したハイエンドモデルの中で大きく特徴が分かれているのがsLAB.oneとbrotherhoodです。coreはその中でも2つのモデルのアベレージをカバーし、オールラウンドに滑ることができるモデルとして位置付けされています。それでは、2つのモデルの特徴を説明していきます。

<sLABベース>

ベースプレートに関しては全く同じものを採用しています。しかし、フットベッドのEVA素材がそれぞれの特徴に合わせた仕様になっています。sLAB.oneのフットベッドにはG-cell impact and wrapped basebufferを配備しています。かかと側部分にはライダーのパワー伝達を維持しながらも激しいライディングに対応できるよう高い衝撃吸収性があり高さのあるパッドを配置。つま先側にはブーツとのグリップを高めるギザギザ形状、硬めのパッドを配置しています。さらにつま先部分を少し高く設定することでつま先側への荷重をサポートし、速い反応、より力が伝えやすいように設計されています。

IMG_9734

G-cell impact and wrapped basebuffer

IMG_9735

つま先部分に配置したパッド

特徴はライダーからのパワー伝達に優れ、ブーツとのグリップ力の向上、アグレッシブなライディングに対応できるフットベッドになっています。

brotherhoodのフットベッドは、かかと部分のパッドの高さを低くし、程よい柔らかさ、広めに設定しています。ブーツとの密着度を大事にしながらも薄いベースプレートの足裏感覚の良さを生かしています。低速での雪面情報の収集、パウダー、ジビングにおいて足裏で雪やアイテムをキャッチするような感覚で滑ることができます。つま先部分のパッドはギザギザを少なくし、ブーツとの密着度を高め、低めに設定することで雪面をフラットに踏むことを大事にしています。

IMG_9737

かかと側のEVパッド

IMG_9738

つま先側に配置されたパッド

極めて薄いsLABベースの足裏感覚を大事にし、ブーツとの密着度、程よい衝撃吸収性を備えたフッドベットに仕上げています。

さて、次はハイバックです。IMG_9739

左 slAB.one bc one highback

右 brotherhood team highback

ハイバックに空いている穴はフレックス調整、ライダーのパフォーマンスを的確に受け取り、パフォーマンスにつなげるようねじれ方を計算された設計になっています。

<bc highback>

ライダーからの意思を逃すことなく正確に伝え、パワー伝達に優れるハイバック。ハイスピード域でのライディングを得意とし、ハードな動きに対応します。

<team highback>

柔軟で粘りのある動きを得意とし、可動域が広い。大きな動きをゆっくりと稼働可能な高性能ハイバック。低中速でのボードコントロール、グラビングからのスタイルの出しやすさ、可動域が広いことから大きく動くことができ、サーフィンやスケートのような動きを可能します。グランドトリック、パウダーやジビング好きにとても人気が高いハイバックです。

IMG_9741

左 sLAB.one ultralight 3d strap

右 brotherhood ultralight strap

<ultralight 3d strap>

左右非対称設計でライディング時に必要な動きを効率良くし、ホールド性の高いストラップです。中速以上のライディングでも支えてくれる安定感が魅力です。

<ultralight strap>

ストラップの面積が小さく足の可動域を大切にしたモデル。スーパーハードな高速ライディングではなく、トリックをしたり、地形に合わせたフリーライディングをしたり、パウダーライディングに必要なホールド性と可動域を維持したストラップです。

トゥーカップは同じものが採用されています。

2つのモデルのパーツについての特徴は以上です。求めるライディングスタイルや骨格、脚力に合わせて選んでください。

スクリーンショット 2016-07-28 16.13.15

スクリーンショット 2016-07-28 16.13.02

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。