
【ライダーインタビュー】head初の Triple BOA搭載モデル『PSI』 臼井裕二が語るフィット性能とその魅力

head Snowboardsブーツラインナップに、新たな選択肢が加わった。今期デビューしたNEWモデル「PSI」は、HEAD初となるTriple BOAシステムを採用。アッパー、ロア、インナーをそれぞれ独立して調整できることで、これまで以上に細かなフィット調整を可能にした注目のモデルだ。スノーボードにおいて、ブーツはライダーとボードをつなぐ最も重要な接点のひとつ。フィット感やホールド性能はもちろん、快適性やライディングの精度にも大きく影響する。では、実際にPSIはどのようなフィーリングをもたらしてくれるのだろうか。今回はPSIを使用するライダー・臼井裕二に、Triple BOAの魅力やフィット性能、そしてライディングにもたらす変化について話を聞いた。
Q1:PSIを初めて履いた時の第一印象を教えてください
臼井:「しっかりしているのに動ける」が一番印象に残っています。基本的に膝頭は親指方向へ入れることでスムーズに動きます。PSIは足首周りを中心に、ブーツ下部の形状が引っかかりのない動きを可能にしてくれていると感じました。
また、ブーツ上部は脛(すね)の内側の骨を、まるで柔らかいテーピングで一周包み込むようなフィット感があります。脛の前傾や回旋運動を効率よくボード操作へ反映できるところが、「しっかりしているのに動ける」と感じた理由ですね。
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Q2:PSI最大の特徴である「Triple BOA」をどう感じましたか?
臼井:雪質やシチュエーションによって様々な使い分けができると感じました。例えば、硬い雪面でカービングをする時は、上部・下部ともに8〜9割程度締めています。一方で新雪など雪が柔らかい日は、下部を7割程度、上部を3割程度にして動きやすさを重視しています。春雪では下部8割、上部6割程度といったように、その日の雪質やライディングスタイルに合わせて細かく調整しています。
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Q3:従来のBOAシステムとの違いを感じる場面はありますか?
臼井:均等に締めれば、ちゃんと均等に締まります。従来のBOAシステムでは均等に締めたつもりでも部分的に緩さが残ることがありますが、PSIではそれがほとんどありません。3つのBOAがそれぞれ役割を持ちながら足全体をホールドしてくれるので、自分が狙ったフィット感を作りやすいですね。
Q4:PSIのフィット感はライディングにどんな変化をもたらしましたか?
臼井:アイスバーンや小さな雪の塊がゴロゴロしているような雪面状況では、より確実な足場を求めたくなります。そういった場面では、ブーツのフィット感がライディングに大きく影響します。足とブーツに一体感があることで、雪面から受ける情報をしっかり感じ取ることができ、自分の動きも正確に伝えられます。フィット感がもたらす足場の確実性が、「安心」という大きな変化を与えてくれています。
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Q5:Triple BOAによって「ここまで細かく調整できるのか」と感じた場面はありますか?
臼井:BOAを回すと「カチッ」と音が聞こえます。段階的に音の回数で細かく微調整ができるんです。「何となく締める」のではなく、締め分けを「回数」でコントロールできるので、自分が狙ったフィット感を再現しやすいですね。そのおかげで、「今日は少し緩いかな」「締めすぎたかな」といった余計な心配が減り、ライディングに集中できるようになりました。
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Q6:ブーツ選びにおいてフィット感が重要だと思う理由を教えてください
臼井:ブーツはシチュエーションで締め分けしてます。例えば、レッスンをしている時、雪質、リフト乗車の時などなど。安全に滑ることも大事ですが、快適に滑ることも同じくらい大事だと思います。これら全てにおいて「フィットしているから調整幅が確保できる」と思います。
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Q7:PSIの足首周りの自由度とサポート力のバランスはどう感じていますか?
臼井:スノーボードにおいて最も重要な部位は足首周りです。ターン、荷重、抜重、回旋動作など、多くの動きが足首を起点に行われます。そのため、自由に動けることと、正確に反応してくれることの両方が必要になります。PSIは動きを妨げることなく足首をしっかり使うことができ、その動きを正確にボードへ伝えてくれます。自由度とサポート力のバランスが非常に高いレベルで取れているブーツだと感じています。
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Q8:長時間滑った時の快適性はどうですか?
臼井:すぐに調整できるので、とても快適ですね。滑っている途中でもフィット感が気になったらすぐに調整できるので、無理に我慢しながら滑ることがありません。また、インナーが徐々に自分の足型に馴染んでくれるので、その点も気に入っています。インナーの厚みもちょうど良く、長時間滑っていても快適性が維持される印象です。
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Q9:PSIはどんなライダーにおすすめしたいですか?
臼井:主に中級以上のライダーの方ですね。PSIの魅力は、「締め分け」による「使い分け」ができることだと思っています。雪質や斜面状況、その日のライディングスタイルに合わせてフィット感を調整できるので、自分なりのセッティングを楽しみたいライダーには特におすすめです。つまり、リニアなカスタマイズ性の強いモデルなんです。「今日はカービングを中心に滑りたい」「今日は柔らかめのセッティングで自由に動きたい」など、その日の目的に合わせてブーツのフィーリングを変えられる楽しさがあります。まるでカメレオンのように状況へ順応し、ライダーの求めるフィーリングに応えてくれるブーツですね。
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フィット感、調整幅、そして自由度。PSIは単純に足を固定するためのブーツではなく、ライダー一人ひとりのスタイルやコンディションに合わせて最適な状態を作り出せるブーツだ。雪質や斜面状況、その日の滑り方によって細かく調整できるTriple BOAシステムは、快適性だけでなく安心感にもつながっている。臼井が語ったように、「締め分け」による「使い分け」ができることもPSIの大きな魅力のひとつ。まるでカメレオンのように状況へ順応し、その時々で求めるフィーリングへと応えてくれる。自分に合ったフィット感を追求したいライダーにとって、PSIは新たな可能性を広げてくれる一足と言えるだろう。
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