18-19 「DAYMAKER」「SHINE」徹底解説、ユーザーメリット
スノーボードを自分の思い通りに板を向けたり、ターンをしたり、トリックをしたり。スノーボードの操作の95%は板がねじれることで行われる。立った状態から板を谷側に向けるにも、木の葉落としを覚えるのも、板をねじるが必要不可欠だ。目線や体の先行動作も、板を操作(ねじる)するために行われている。ねじることを必要としないのは直滑降とオーリー(ストレートオーリー)だけだ。
それでは、板を「ねじる」をキーワードに初中級者用モデル
「DAYMAKER」「SHINE」を解説していこう。ねじれ=トーションという言葉を使っていく。板のトーションは車に例えると「ハンドル」だ。トーションの軽さ、重さが走るスピードに大きく関係してくる。初中級者が走る(滑る)スピードで車体は安定を保ち、ハンドル(操作性)が軽い車というイメージを持ってもらえれば理解してもらえるだろう。
「DAYMAKER」「SHINE」はハイブリッドキャンバーポップ形状を採用している。この形状こそが板のトーションを最大限に活かし、ボード安定性も維持している。
一般的なダブルキャンバーのセンター部分はロッカー形状になっている。ハイブリッドキャンバーDCTは、センター部分をフラットにし、細く設定している。ロッカー形状より、フラット+細くすることでトーション(ねじれやすい)を最大限に活かすことができる。ボード全体のフレックスを安定するフレックスに設定していながらも、操作性(ハンドルが軽い)を維持することできるメリットがある。
この形状を採用するともう一つ、大きなメリットが生まれる。この形状は、ターンの時に足下にある2つのキャンバーの接雪点である4点で雪面を捉えることができる。しっかりとしたエッジパフォーマンスを持ち、アイシーなバーンでも安定したターンを可能にする。操作性、スピード安定性、ターン性能の高いエッジパフォーマンスを備えている。
「DAYMAKER」「SHINE」は初中級者用のフレックスに調整している。極端に柔らかくする必要がなく、やや柔らかめのフレックスにトーションが使いやすい仕様は操作性も高く、スピード安定性も維持ができるという初中級者にとって大きなメリットを持つのだ。初心者にブーツを柔らかいものをオススメするようにトーションが柔らかいものを選ぶのがhead Snowboardsのこだわったポイントだ。安定性は損なわずに。
<初めてのスノーボード、初級者にとってのメリット>
全体的に安定感のある硬さを保ち、トーションが柔らかいため、操作性が良く短時間でスノーボードを覚えることができる
大きなターンや小さいターンなど、メリハリのあるターンを練習しやすい
<中級者にとってのメリット>
エッジパフォーマンスが高いため、スピード安定性とターンの安定性が高い
カービングターンを練習しやすい
グラウンドトリックでのプレスを安定して行える
スピンの練習をスタートさせるのに最適なモデルである(初めての180から)
グラウンドトリックでのスピン、スライドでの安定性の高さ
具体的な滑りとイメージしながら性能を確認していこう
写真はDAYMAKERである。横向きに斜面に立ちノーズを谷川に向けるにもトーションを使って操作する。これだけ操作性が簡単に行えれば、ターンへの最初の一歩が容易にできることがわかっていただけるだろう。これがhead Snowboardsの上達へのキーポイントだ。
低速の斜面において、ターンを行う時もこれだけトーションを使うことが可能となる。
フロントサイドターンもバックサイドターンも全体のフレックスを維持し、トーションを支えることで操作性が高まり、ターンの切り返しも容易にする。
ボードセンターがしなることでターンを行う。これがターン中の理想のしなりである。美しいラインを刻むことができる。
パウダーエリアでもノーズを上げやすく、スタックする可能性を軽減できる。また、グラウンドトリックでのプレスは足裏全体を雪面につけた状態でノーズを浮かすテールプレスができる。この安定性はキャンバーの数倍の性能を持つ。
スピン系のグラウンドトリックを行う際に必要なねじれも十分に作ることが可能となる。これがグラウンドトリックに効果的に機能する。
「DAYMAKER」「SHINE」は同じコンセプトで設計されている。「SHINE」は、女性用の脚力、足のサイズを考慮してウェストや柔らかさ設定している。
「DAYMAKER」と同じコンセプトで作られてる他のモデルを紹介しよう
「SHINE」と同じコンセプトで作られてる他のモデルを紹介しよう
自分好みのデザインと性能を選んでほしい。head Snowboardsが初中級者に自信を持ってオススメするスキルアップボードだ。
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