前原大和 × 朝日岳 2018
前原大和が念願だった群馬と新潟にまたがる谷川連峰朝日岳を無事に完走しました。
ここに至るまでのことを写真と動画でご紹介します。
お楽しみください。
前原大和より
「朝日岳、東壁の斜面」
2年前、初めてチャレンジしたあの日は未知という恐怖で押しつぶされそうだった。誰もやったことがない奥の奥。
AM3時から歩き出し、1本目のドロップまで10時間のハイク。滑ったら登り返しの数時間。
マイナス20度の中のテント泊と不安を煽る強風。全ての時間を詰めて詰めて、心身の限界まで1日を使う。
知らなかった山が、いつの間にか心の中では知っている山へと変わってっていた。誰もやっていなかった山がそこにあったのは運命とも思える。
いけるのか?こっちから見えるずっと奥の斜面も俺がやるのか?
生活、仕事、家族、仲間、土地、生い立ち、出会い、全てが転がり繋がり今ここで滑っています。
夏目啓一郎より(photo&video)
いつも遠くから眺めていたその山は、ただひたすらに遠く、美しかった。僕たちの住むみなかみ町藤原から春夏秋冬いつもその大きな姿を見せる朝日岳。夏の山頂には花畑や池塘が広がる。馬蹄形縦走の途中で登る人がいるくらいでメジャーな山とは言えない。
「厳冬期の朝日岳をドローンで」
そんな話が来たのは初雪が降った後突然に。果たしてまともに飛ぶのか、前原大和のスピードについていけるのか。不安だらけだけだったけど、やってみないとわからない。
ロープウェーもリフトもなく、ただただ歩く。足取りは重く、苦しい。約10時間のハイクアップで山頂へ。
背負って来たドローンはなにごとも無く飛び立った。
前原大和が描き出す美しいラインを夢中で追いかける。ボトムについた大和が両手を上げた。
いつも遠くから眺めていた山は、この日から忘れられない特別な山になった。
「最高の仲間と共有した時間は一生の宝物だ」
前原大和
群馬県藤原にある宝台樹スキー場内に生まれ育った家があり、幼少の頃から雪と生活を共にする。大自然に育ち、山、スノーボード、雪とともに暮らす。若くして経験豊富な知識と滑りを持つフリーライディングのスペシャリスト。谷川エリアでも頭角を現している注目の若手ライダー。若干29歳で二児のパパでもある。シーズン中は宝台樹スキー場内にレストランマーモットとゲレンデ上部にカフェも営んでいる。
プロフィール
使用ギア
head Snowboards
Board/PILOT
Bindings/NX FIVE
Boots/SEVEN BOA
Google/HORIZON
株式会社ユーエスピージャパン
uspj.co.jp
コメント ( 2 )
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初めまして。見ていただいてありがとうございます。前原大和は水上の藤原出身でスキー場の中に家があるライダーです。山で育った彼だからこそできることです。また、映像をはじめ仲間がいるから作品になっています。山は、朝日岳であっております。これからもどうぞよろしくお願い致します。
初めまして、素晴らしい映像に感動しました。
みなかみ町から見える朝日岳ということで、谷川岳の東に位置する朝日岳で合っていますでしょうか。
私は夏に登りましたが、厳冬期に登ることの努力と苦労に尊敬します。
また次回の映像に期待しています。