17-18モデル 新しくなった「sLAB.one」
SP Bindingsの最上位機種であるsLAB.one。近年では、人気が急上昇しています。中速以上のライディングでパフォーマンスを発揮し、ハードなフリーライディングやカービング、アグレッシブなライディング、パークを得意とします。 ライダー石川敦士は、ビッグジャンプを好むライディングスタイルでsLAB.oneを選んでいます。極めて薄いアルミベースは、耐久性が高く、柔軟で反応が早い感覚が好きだとコメントしています。ホールド性、ブーツへのフィッティングの高いアンクルストラップとハイバックがsLAB.oneを選ぶ理由です。
Rider Atsushi Ishikawa × sLAB.one
ライダー臼井裕二は、ターンのスペシャリストです。JSBA公認デモンストレーターを6期連続で務めています。感覚を研ぎ澄まし、足裏から感じる情報を瞬時に判断し、次の動きに移します。sLAB baseの極めて薄いベース、反応の良さを好んでいます。さらに、SP Bindingsの最大の特徴であるヒールカップを必要としない構造、トゥーカップとハイバックで挟みこむようなホールドが特徴的です。臼井裕二は、ハイバックを第3のストラップと呼んでおり、これらの特徴がヒールサイドターンで他のビンディングの追随を許さないほどのターンに導く秘密です。日本一のヒールサイドターンは臼井裕二と言っても過言ではありません。彼曰く、そのターンの秘密はSP Bindingsだからだとコメントしています。
Rider Yuji Usui
それでは、各所を解説していきます。
16-17モデルとの変更点であるトゥーカップを支えるトゥーラダーベルトがストレートになりました。ストレートに変更することで、よりダイレクトなパワートランスミッション、トゥーカップとハイバックで挟み込むホールド性が高まりました。また、ストレートにすることで微調整がシンプルになりました。トゥーカップはブーツの収まりも良く、ヒールサイドへの荷重時につま先を起こすだけで速いレスポンスを生みます。
*16-17モデルのトゥーラダーベルト
左右非対称設計で足を自然に包み込み、確かなホールドと足首の動きをスムーズにする計算されたストラップです。
フットベッドには足の小指側を少し高くカントを入れ、ノーズ&テール方向へのレスポンスを高め、膝の位置が自然な位置にくるように調整しています。そして、関節がないかかとへの衝撃を軽減できるようにしっかりと衝撃吸収材を配備しています。
BC ONE Highbackはハイスピードに対応できるように調整され、ライディングをサポートしてくれます。
<オススメユーザー>
△しっかりとしたホールドを求めるユーザー
△中速以上でのライディング多いユーザー
△しっかりとしたレスポンスを求めるユーザー
△ジャンプ、カービング、ハイスピードパウダーライディングを求めるユーザー
使用ライダー
石川敦士(ジャンプ、パーク)
臼井裕二(カービング、ターン)
馬淵学(ジャンプ、パーク)
Rider Gaku Mabuchi with sLAB.one
小さなサイズのキッカーでも高回転を自在に操る馬淵学はsLAB.oneの反応の良さを使いこなしています。
Rider Gaku Mabuchi with sLAB.one
ダブルダウンもスピーディーに抜けていく。反応の良さとホールド性がハイスピードなライダーをサポートします。
17-18モデルより「sLAB.one Multientry」がリリース。
トゥーカップにエボバックルが搭載されました。パウダーエリアなどでやむ負えなくビンディングを外さなければいけない場合にビンディングを外すことが容易になります。一般的な2ストラップのようにアンクルストラップのエボバックルも足の外側に配備しています。ハイバックを倒さなくても、バックルを外すだけでブーツを脱ぐことが可能です。
写真は右足
トゥーカップにエボバックルが配備され、このようなトゥーカップになっています。トゥーカップの微調整が簡単になるのでライディングコンディションに合わせてクイックに調整可能になります。また、調整が苦手なユーザーにも扱いやすい仕様になっています。
「この記事に関してのお問い合わせ:faq@uspj.co.jp」
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。