ウェイトコントロールでライディングを変えよう
head snowboardsは15-16シーズンモデルからボードのウェイトコントロールをすることにより、スノーボードの形状と合わせて操作性、形状のポテンシャルをより発揮できるようプロダクト開発をしています。16-17シーズンのモデルでは、「PILOT」「G-FORCE」「HOPE」TRNITY」「FAITH」に採用しています。また、このウェイトコントロールに必要不可欠なものが「グラフィン」です。(※グラフィンとは地球上でもっとも軽量で強靭な素材)グラフィンを板に使用することでボード自体の強度、耐久性を高め、軽量化を維持することができます。それでは紹介をしていきましょう。(各モデルの詳しい説明は、モデル解説の記事を御覧ください)
<形状とウェイトコントロール>
「PILOT」
PILOTはフリーライディングモデルです。レギュラースタンス、圧雪バーン、新雪エリアでのライディングをメインとしたコンセプトになっています。
※黄色い部分が芯材を軽量化し、グラフィンを使用している部分です。
ノーズ部分にハニカムコアを配備することで軽量化をはかり、グラフィンをそのエリアに使用することで強度と耐久性を高め、軽量化を維持します。ノーズ部分が軽くなることで、両足均等に乗ってもテール部分へのパワー伝達が効率的になります。圧雪バーンにおいてターンをする場合、ターン後半にテールがずれやすいですが、しっかりテールに力が伝わることでカービンではエッジがずれにくく、ターンでもテールにパワーを溜めた滑りを可能にします。新雪を滑る時はノーズの軽量化が浮力を生み、ノーズを上げるための後ろ足の負担を軽減します。つまり、浮力、推進力、操作性を高めます。
「TRINITY」
TORINITYも同様のコンセプトで、ノーズ部分の芯材を薄く設計し、軽量化を実現。グラフィンをノーズエリアに使用することで強度と耐久性を高め、軽量化を維持しています。PILOTと同じコンセプトのボードです。フリーライディング時に効果を発揮します。
「G-FORCE」
キャンバーの特性である高い反発力、高いターン性能が特長です。
「HOPE」
ハイブリッドキャンバーDCT形状を採用し、トーション(ねじれ)を効果的に使ったターン性能、トリック性能が特長です。
※黄色い部分の芯材を軽量化し、グラフィンをしている部分です。
キャンバー形状のG-FORCE
赤い↓部分に効率よくパワー伝達ができるよう設定。ボードセンター部分の芯材を軽量化し、グラフィンを使用することで強度と耐久性を高め、軽量化を維持しています。
ハイブリッドキャンバーDCT形状のHOPE
赤い↓部分に効率よくパワー伝達ができるよう設定。ボードセンター部分の芯材を軽量化し、グラフィンを使用することで強度と耐久性を高め、軽量化を維持しています。
「FAITH」
超軽量設計、抜群の操作性で低速、中速でのベッシックライディング、地形遊び、グラトリ、ジビングに最適なモデル。動きの軽さが最大の特徴。
※黄色い部分が芯材を軽量化し、グラフィンを使用している部分です。
フロッカ形状のFAITH
赤い↓部分に効率よくパワー伝達ができるよう設定。両足の下に重心を置き、ボードコントロールするのでノーズ、テール部分の芯材を薄くし軽量化、グラフィンを使用することで強度と耐久性を高め、軽量化を維持しています。
これらのようにボードのウェイトコントロールを行うことで全て均等の重さよりもボード形状のポテンシャルを引き出すことが可能になります。少ない力で効率的に板を操作することでライディングやトリック性能が格段にアップします。このような考えをもちながらスノーボードを楽しんでみてはいかがでしょうか?
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。