菅谷佑之介がSPバインディング
超ハイレスポンス構造を徹底解説!

菅谷佑之介がSPバインディング<br> 超ハイレスポンス構造を徹底解説!

ヒールカップがなく、ハイバックをあげて足全体をツマ先側に押し込むように力をかけて装着する【ファステック】というリアエントリーシステムを採用しているSPバインディング。
ファステックシステムの利点としていちばんに思い浮かぶのは「素早く装着できる」ということだが、それだけではない「大きな利点」があることをご存知だろうか?

カービングとグランドトリックを融合させたアグレッシブなスタイルで、高い注目を集めている菅谷佑之介もその性能に大きな信頼を寄せているライダーのひとり。 そんな彼がSPバインディングの超ハイレスポンスの専用構造を徹底解説している。

通常のツーストラップバインディングの場合、ツマ先側とアンクル側のストラップで局所的・上下的に圧を加えて装着する。
これに対して【ファステック】を採用したSPバインディングは、ツマ先側とアンクル側のストラップ位置をあらかじめ決めておき、ハイバックを上げることでツマ先側にブーツ全体を押し込むような前後的な力をかけて装着する。さらにアンクルのレバーによって、足首に上下的な力をかけることもできる。これによって、前後・上下、双方に力を加えて装着できるため、足全体を包み込むようなホールド感を得ることができるのだ。

さらに、ヒールカップがないことも滑りに大きなプラス要素を生み出していると菅谷は言う。


ツーストラップの場合はカカト側のターンやグラトリでカカト側に乗る動きをしたとき、ハイバックにかかった力はヒールカップをつたってベースプレートに伝わる。この間にバインディングがしなることによるパワーロスとベースプレートに力を伝えるまでの時間のロスが生じます。
だけど、SPバインディングの場合はヒールカップがなく、ハイバックに設置されているワイヤーがベースプレートのセンターより少し前あたりまで繋がっているため、ハイバックで受けた力を直接ベースプレートに伝えることができる。つまり、バインディングにしなりが生じず、力を逃さない。高いレスポンスを得られるんです。


レスポンスがいい=自分が伝えた力を無駄なく板に伝えられる

自分の動きに対して板が素直に動いてくれれば、板をより正確に使うことができる。
「バインディングがしなって力を吸収する」という、自分の滑りに影響が出る不確定要素をなるべく減らして、シビアに板をコントロールする。これは「がっつりカービングがしたい」「高速で滑りたい」という人だけでなく「板を素直に動かせる」というポイントで考えても、初心者にとっても有利。上達につながるはずだ。


【Profile】
菅谷 佑之介 (すがや・ゆうのすけ)/1994年10月30日生まれ、東京都出身。
■スタンス/Goofy
■アングル/ +27°+18°
■ホームマウンテン/パルコール嬬恋、Mt./岩原スキー場、神立高原スキー場
■チーム/岩原スノーボードスクール、PROJECT K9 Media/Let’s try4、SPREAD、now or never(SPREADsnowboards)、PROJECT K9